iOS 4.2の「AirPrint」を試してみて

 詳しくは、iPadiPhone Fanに掲載の「ワイヤレス印刷「AirPrint」のナゾに迫る - iOS 4.2の注目機能チェック」を参照いただくとして、この場では個人的な感想などを。
 まず、かんたんなこと。ドライバがどうとか、セットアップがどうとか、iOSバイス側での作業は一切必要ない。一切という言葉は語弊があるかな、プリンタの選択と部数の指定があるから。でも、本当にそれだけ。用紙の指定すら必要ない。逆に言えば、色合いの調整ができないとか反転印刷できないとかはあるが、そんなことはMacでやればいい話。とにかく印刷、that's all!! というシンプルさは、誰にでも受け入れられると思う。
 惜しまれるのは、対応機種が少なすぎること。テスト機には「HP Photosmart Plus B210a」を利用したが、AirPrintだけのために買うわけにはいかないだろう。年賀状印刷にあわせてプリンタの購入予定があるのならばともかく、昨年買い換えたばかり、他メーカーの製品が好み、というユーザーにとっては関係ない話になってしまう。
 現状はHP製品限定の機能だけれど、いつかは他メーカーも参入する……と思いたい。頼りない言い回しは、厄介そうなしがらみの数々を察してのことで、雪崩を打って各メーカーが参入を果たすということはなさそう。
 個人的には、CUPSが絡んでいるのかどうかも気になるところだけれど……こればかりはJailbreakしてみなければわからない。もう少し時間をかけて探ってみようと思う。