プレスルームの通信速度

 大規模イベントでは必ずといっていいほど用意されている「プレスルーム」。文字どおり報道関係者向けの部屋で、机や椅子など落ち着いて執筆できる環境が整っている。Wi-Fiなど通信環境も用意されているので、原稿を編集部に送ることができるのだ。スマートフォンやらWi-Fiルータが普及した現在、通信環境はなくてもさほど困らないが、ローミングが高くつく海外ではありがたい。
 MWC関連の情報を漁っているとき、何気なく目にした「【MWC 2011(Vol.43)】報道陣が集まるプレスルームはこんな感じだった」という記事。読み進めると、驚愕の数値が。「下り42kbps」ですと! ピーク時の数値とはいえ、これは厳しい。テキストオンリーの原稿はともかく、多くの記者は写真もセットで送信するのだろうし、完了までどれだけかかるのやら。
 そういえば、プレスルームの様子を伝える記事って意外に少ないかも。意外どころか、仕事仲間と話のネタに上る程度で、記事としては読んだことがないかも。それにしても42kbpsか……結局、海外取材で通信環境がネックになるのは今も昔もあまり変わらないなあ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110220-00000000-rbb-sci