USBメモリ経由でiDriveに曲を登録


 現行の320iには、ダッシュボード奥にUSBポートが1基用意されている。ここにUSBメモリを接続し、メニューで「CD/マルチメディア」を選択、オプションボタンを押して「音楽データのインポート/エクスポート」→「USBメディアからインポート」の順に進めると、内蔵HDDに楽曲が取り込まれる。楽曲はすべてiTunesライブラリに登録されているもので、AAC/256kbps(VBR)だ。
 おそらく、これがiDriveでもっともかんたんに、もっとも高音質に、もっともiDriveの操作性を生かして音楽を聴く方法だと思う。USBメモリといったって、Amazonで税込564円のものだから金銭的な負担はほとんど感じない(2GBだから数回に分けなければならないけれど)。iTunesライブラリにインポートするときに付いたタグも、そのまま引き継がれるから、アーティスト名や曲名も表示される。もちろん、一度取り込んでしまえばバッテリーを気にする必要はない。わかっちゃいたけど、この方法が万人向きだ。
 しかし、この方法ではDRM付きの楽曲を再生できない。この夏、iTunes Storeで購入したフィリピン人AORシンガーChad Borjaのアルバム「Show Me the Way」の完成度が素晴らしすぎて(YUTAKAがプロデュース!)、どうしても車内で聴きたいのだ。そりゃあ、一度CD-Rに書きだしたものを取り込むとかの方法もあるけれど、ほかにも購入したものがたくさんあるから、そんなことし始めるとキリがない。やはりiPod/iPhoneを接続したい。というわけで、iDrive関連のタスクは続く……